
2026大会でアメリカ代表FWバログンに下された出場停止処分が一転して猶予されたことで浮上した、ドナルド・トランプ大統領による FIFA への圧力介入問題。
バログンはラウンド32のボスニア・ヘルツェゴビナ戦(7月2日、日本時間3日)で相手選手の足首を踏みつけたとして VAR 判定の末に一発退場。規定により次戦のベルギー戦は自動的に出場停止のはずだったが、FIFA は規律委員会の規則第27条(執行猶予)を適用し、処分を1年間保留とすると発表した。
この件に際し、トランプ大統領は FIFA のインファンティーノ会長に直接電話をかけ、出場停止処分の見直しを求めていたことを明らかにした。また、インファンティーノ会長もトランプ大統領からの電話を認めた上で「FIFA の独立した司法機関、規律委員会の決定を尊重する。(猶予の決定に)私たちは無関係」と語った。
UEFA は「越えてはならない一線を越えた」と異例の批判声明を発表。対戦相手のベルギーのガルシア監督も「7月5日が4月1日(エイプリルフール)だとは知らなかった」と皮肉った。
バログンはベルギー戦に出場したものの、アメリカ代表は精彩を欠き、1-4の大差をつけられラウンド16で敗退した。