Loading...

桜、咲いてましたね

2026.2.26 published
image

ノルディック複合の渡部暁斗が、今季限りの現役引退を表明して臨んだ最後の五輪で語った言葉。

渡部は6大会連続出場となった今大会、個人ノーマルヒル11位、個人ラージヒル19位、団体スプリント6位という結果に終わった。団体スプリント終了後のインタビューで、古典の「徒然草」の一節「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは」を引き合いに自身の競技人生を振り返り、「桜が咲いたか」と問われるとこう答えた。

「桜、咲いてましたね。満開だった。ここに来て季節外れの桜を、咲かすことはできなかったけど、最後の花びらの1枚が散っていくまで、皆さんに見ていただけた。最後に道半ば散っていった桜が、この先を行く若い選手たちの道標みたいなものになってくれたら本望です」

渡部は過去の五輪で銀2個(2014年ソチ大会ノーマルヒル、2018年平昌大会ノーマルヒル)、銅2個(2022年北京大会ラージヒルと団体)の計4個のメダルを獲得。6度の五輪を終え、「すごくいい人生だったなと思ってます」と充実感をにじませた。