
柔道混合団体戦決勝、日本対フランスにおいて最終決戦の階級を決める際、抽選結果が作為的なのではと疑われたことば。
3-3の同点で迎えた最終決戦、ランダムに選抜された階級の選手が代表して戦うルールのもと、抽選方式として採用されたのはデジタル表示のルーレット。
結果、フランスの国民的英雄にして今大会を含むオリンピック4度の金メダルに輝いているテディ・リネールが担当する90kg超級の対戦が確定。
抽選の過程に透明性を欠いたことから、フランス側にとって勝利を見込みやすい「+90kg」が表示されるよう、あらかじめ映像が用意された出来レースなのではと話題を呼んだ。
試合はリネールが斉藤立(日本)に対して一本勝ちを収め、フランスの金メダルが確定した。
類語として「ズルーレット」「リネール確定ガチャ」がある。
なお、オリンピックの柔道団体戦における抽選は2020東京大会から採用され、ルーレットではないデジタル表示が行われていた。