
「はっしゅつ」と読み、政府が緊急事態宣言を発令する際に用いる言葉。
「緊急事態宣言を発出」と表現され、実際に宣言が出された2020年、2021年ともに「発出」が用いられた。元来、役所などから通達が出される際に「出す」や「発する」と同義で使われてきた経緯がある。
「発出」に対して「発令」には上意下達のニュアンスが含まれるため、国民に時短営業や外出自粛を要請するに留まる緊急事態宣言を命令と受け取められたくない政府の思惑がある。
ただし主要新聞各紙の大半は「発令」を使用している。